SBIの「金融包囲網」と隙間――2026年、万燈が挑む巨大帝国の裏舞台

2026年3月。金融市場が大きな地殻変動を起こす中、私は現在、さらなる事業拡大と資金調達のために複数のプライベートバンカーたちと接触を続けています。
そこで突きつけられたのは、ある一つの圧倒的な事実でした。
「どこへ行っても、SBIの影がある」
私たちが門を叩く成長企業の支援者、プライベートバンカー、そして出資元の多くに、SBIホールディングスの資本が入っている。日本経済の深層に、これほどまで強固で緻密な「金融包囲網」が張り巡らされていたのかと、改めてその凄みに戦慄しました。
本日は、上場企業の大巨人であるSBIの戦略を解剖し、彼らが一度は苦戦した「中古車市場」という戦場に、なぜ私たち株式会社万燈が独自のテクノロジーを持って再参入するのか。その勝算と野望について記録しておきます。
コスト革命の先にある「真の収益装置」
SBIグループを語る上で欠かせないのは、創業者である北尾吉孝氏が主導してきた「破壊的イノベーション」の歴史です。 かつてソフトバンクの傘下からスタートしたSBIは、インターネットによる株式売買の手数料を劇的に引き下げ、2026年の今、その手数料は「ゼロ」が当たり前となるコスト革命を成し遂げています。住信SBIネット銀行においても、振込手数料の無料化など、徹底したフリー戦略を突き進めてきました。 しかし、多くの人が疑問に思うはずです。「すべて無料で、どこで儲けているのか?」と。 彼らの真の強みは、フロントの「無料サービス」で集めた圧倒的なユーザー基盤と情報を、バックエンドの「PEファンド(プライベート・エクイティ・ファンド)」やベンチャーキャピタルへ繋げる構造にあります。
テクノロジー×金融(フィンテック)への先行投資
フロントの無料サービスで得た資金と信用を、次世代の金融インフラへ積極的に投下し続けています。
ブロックチェーン・仮想通貨取引所の独占
アナログなレガシー銀行が立ち入れない次世代領域を、剛腕で切り拓いてきた先行者優位がここにあります。
異業種シナジー投資とキャピタルゲインの最大化
集金システムと運用能力の融合こそが、SBIを唯一無二の存在たらしめている正体です。テクノロジーの力で金融のルールを書き換え続けています。
巨人が苦戦した戦場、万燈(Bantou)の勝機
驚くべきことに、SBIグループはかなり以前から「中古車販売市場」にも手を広げていました。関連会社を通じてその広大な市場に網を張っていたのです。
しかし、彼らほどの巨人であっても、この中古車という極めてアナログで複雑な市場には苦戦を強いられていました。
なぜか。それは、中古車という「個体差の激しい実物資産」と「アンダークラスの与信問題」が、純粋なデジタル・テクノロジーや金融の一般論だけでは制御しきれなかったからです。
ここに、私たち万燈の勝機があります。私たちは、SBIが苦戦したその市場の弱点を徹底的に研究し、改善しました。
独自テクノロジーによる「個体管理」の徹底
中古車という個体差の激しい実物資産を、独自システムで精密に管理。巨人が諦めた「制御の壁」を越えます。
アセットループによる金融と実業の新しい融合
Asset Loopを通じて、単なる中古車販売ではなく「資産が資産を生む」構造を設計しています。
AIエージェントと「アナログの足腰」による与信管理
デジタルだけでも、アナログだけでもない。このハイブリッドな強みこそが、SBIの包囲網に空いた「一筋の隙間」を突く精密な一撃となります。
プライベートバンカーの視線と、規律ある集団の強さ
資金調達のためにプライベートバンカーを回る中で、私はSBIが出資している企業群の「共通項」に気づきました。
それは、徹底された「ガバナンス(企業統治)」と「規律」です。
SBIの息がかかった企業は、どこも驚くほど完成されたコーポレート・ガバナンスを構築しています。コンプライアンスを遵守し、個々人の戦闘力が高く、なおかつ組織としての規律を失わない。
「レガシーなことをしているように見えて、中身は最新のテクノロジーと厳格な規律で統制されている」
この「規律ある強さ」こそが、SBIグループが次々と投資を成功させ、巨大な連邦を形成できている理由だと確信しました。私たち万燈がIPOを目指し、時価総額1,000億を超える企業へと成長するためには、この「規律」と「ガバナンス」を彼らのレベル、あるいはそれ以上にまで引き上げなければなりません。
大言壮語を、確信へと変える
現在、私たちはSBIグループの関連会社をサポートする立場から、提携の第一歩を踏み出そうとしています。
かつて北尾氏が「金融の枠組みを変える」と宣言して走り抜けたように、私たち万燈もまた「資産形成の常識を変える」という志を抱いています。SBIという巨大な胸を借りながら、彼らが到達できなかった「実物資産×アンダークラスの底上げ」という領域で、圧倒的な成果を出してみせる。
これは決して夢物語ではありません。現場を走り回り、プライベートバンカーたちの反応を肌で感じ、自社のモデルの優位性を確信しているからこその「目標」です。
万燈グループは今、巨大な金融のうねりの中に飲み込まれるのではなく、その中心へと突き進むフェーズにあります。規律を持ち、テクノロジーを武器に、誰にも真似できない複雑な事業構造を構築していく。
その先に待っているのは、SBIのような巨大な包囲網を、今度は私たちが「万の燈」として日本の各地に張り巡らせる未来です。
挑戦は、まだ始まったばかりです。これからも私たちの快進撃に、ご期待ください。
