【戦慄】戦いに勝って、人生で破産する ―― 「無知」という最大のコストと、目的意識なき学びの末路

【戦慄】戦いに勝って、人生で破産する ―― 「無知」という最大のコストと、目的意識なき学びの末路

先日、ある弁護士の方と極秘の打ち合わせをする機会がありました。

その方は、「強力な守秘義務契約があるから具体的な名前は出せないけれど……」という前置きをした上で、今まさに法廷の裏側で起きている、現代日本の「無知のホラー」とも言える凄まじい事例をシェアしてくれました。

今、その弁護士が対峙している相手方のクライアント(原告)は、ある企業に対して巨額の「未払い給与(給与返還)」を請求する訴訟を起こしているそうです。

相手方の弁護士は、近年流行りの完全アメリカンスタイル。ガッチリと牙を剥き、「成果報酬として、勝ち取った金額の30%をいただく」という契約を結び、鼻息荒く高額な請求を突きつけてきていると言います。

一見すると、「有能な弁護士を味方につけて、巨額の賠償金を勝ち取る正義の戦い」のように見えるかもしれません。しかし、この原告の行く末を、日本の「税法」という冷徹な計算式に当てはめた瞬間、鳥肌が立つような絶望の結末が浮かび上がってきたのです。

目次

「勝訴して8000万円の赤字」を叩き出す、歪んだ構造

分かりやすく、具体的な数字でシミュレーションしてみましょう。
仮に、その原告が執念の戦いの末に、満額の「2億円」を勝ち取った(あるいは和解金を手に入れた)とします。

総額:2億円
弁護士報酬(30%):6000万円
本人の手取り(仮):1億4000万円

ここまではいい。しかし、請求している名目が「給与(所得)」である以上、この1億4000万円には容赦なく「所得税・住民税」がのしかかります。これほどの高額所得となれば、日本の税率は最高所得課税に達し、控除を差し引いても、実質的に「約60%」が税金として吹き飛びます。

つまり、税金として持っていかれる額は、2億円に対してではなく、手取り1億4000万から……ではなく、恐ろしいことに「給与所得」としての2億円全体に対して課税された場合、約1億2000万円

この時点で、本人の手元に残る純キャッシュは、2000万円しかありません(1億4000万 – 1億2000万)。

しかし、ホラーはここからが本番です。

日本の税制には、前年の所得をベースに翌年の税金を前払いさせる「予定納税(50%相当)」という容赦ない仕組みが存在します。これにより、翌年には「1億円」の納税通知書が、本人の元へ容赦なく届くことになるのです。

さあ、算数をしてみましょう。

手元に残った現金:2000万円
次に押し寄せる納税額:1億円
差し引きのキャッシュアウトマイナス 8000万円

「裁判に勝って2億円を手に入れたはずが、なぜかキャッシュで8000万円を用意しなければ破産する」

戦いには完全勝利したはずなのに、人生の家計簿としては6000万円以上の大赤字を叩き出し、合法的に破産に追い込まれる。冗談のようですが、これが今の日本の法律と税金が編み出す「バグ」のような現実です。

驚くべきことに、現在訴訟を起こしている本人自らは、この破滅的な未来に1ミリも気づいていません。なぜなら、味方であるはずの相手方弁護士が、その事実を本人に一切伝えていないからです。「聞かれていないから答えない」のか、あるいは「伝えると自分の報酬(6000万)が減るから隠している」のか。

進むも地獄、退くも地獄。国税による税金破産は、自己破産をしても一切免除されません。まさに「勝って自滅する」破滅のループに、無知な人間が自ら飛び込んでいるのです。

「金融・税務・法務」のリテラシーなき国

その弁護士は、静かに溜息をつきながらこう嘆いていました。
「そもそも、国民のマネーリテラシー、税金リテラシー、法務リテラシーがまともであれば、こんなバカげた訴訟や悲劇は最初から発生しない。日本の教育は、もっと徹底して『法と税』の教育をするべきだ」

私も全くその通りだと深く同意します。

万燈はこれまで、この「金融・税務・法務」の情報と武器を、社内だけでなくオーナーの皆様に対しても、どこよりも高い精度で提供してきた自負があります。知っているだけで何千万もの資産を守れる防壁を、常にアナウンスしてきました。

しかし、ここで私たちの前に、もう一つの冷徹な壁が立ちはだかります。

どれだけ私たちが「絶対に今、この税務スキームを活用した方がいい」「法人の器を使わなければ大損する」との情報を提示しても、それを瞬時に「活用する人」と、ただ眺めて「活用しない人」に、残酷なまでに分かれてしまうのです。

活用しない理由は、彼らに「勇気がないから」ではありません。

彼らは、知識を「知ってどうするの?」という、実践する状況にない。つまり、その知識を使って自らの人生を切り拓くという、根本的な「心構え」ができていないのです。

目的意識なき学びは、すべてドブに捨てるのと同じ

先日は「FP2級、外務員一種、宅建の3大資格をみんなで取ろう」という話をしました。

しかし、今日お話しした弁護士との密談を経て、私は改めて自らの襟を正し、引き締め直しました。自分の中に強烈な「目的意識」がない人間に、いくら最高の勉強をさせ、最高のノウハウを与えたところで、それは100%無駄になり、ドブに捨てることになるのだと。

「会社を辞めて年収2200万のバンカーになる」
「法人の器を使い倒して、あらゆることから資産を守り抜く」
「20兆円の中古車市場で、自分の手で100億の事業を組み立てる」

そうした、脳がちぎれるほどの明確な目的意識を持って生きている人間だけが、万燈の提供する知識や資格を「生きた武器」として脳内に吸収し、実践に移すことができるのです。

目的意識を持たずに、ただ「何が儲かるか」「とりあえず知識だけ入れておくか」とぼーっと生きているだけの人生は、これからの激動の時代、絶対にサバイブできません。気づかないうちに、上記の訴訟人のように「勝って破産する」地獄へ、笑顔で歩みを進めることになります。

あなたの行動と、その思考を今すぐ引き締め直せ

無知であることは、現代社会において「最大のコスト」であり、最大の罪です。

あなたは今、自分の頭で考え、目的を持って行動していますか。それとも、誰かが用意したぬるいレールの上を、ぼーっと歩いているだけですか。

もし、自分のマネーリテラシーの低さや、行動スピードに甘えがあると感じるなら、今この瞬間に、その歪んだ思考を根本から見直し、引き締め直しましょう。

万燈は、ただ知識を横流しするだけの組織ではありません。

明確な目的意識を持ち、自らの足で立ち、法と税のルールをハックしてでも這い上がろうとする「野心家」のためのプラットフォームです。

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