【ガバナンス】担当者同士が互いを育てる「社外視点のコンプライアンス」 ―― 大企業の器を作るマネジメント基準と『ビジョナリー・カンパニー』の真髄

【ガバナンス】担当者同士が互いを育てる「社外視点のコンプライアンス」 ―― 大企業の器を作るマネジメント基準と『ビジョナリー・カンパニー』の真髄

経営者やリーダーが「ライオンのように同じ崖から飛び降りて背中を見せる」という共闘型育成を実践する一方で、では「現場の担当者レベル同士」において、どのように周囲を育て、組織に貢献し合えるのか。この問いを深掘りした結果、ひとつの答えに行き着きました。

それが、現場レベルでの「コンプライアンスの相互運用」です。

コンプライアンスを単なる「善悪の判断(ルール守るか否か)」として限定的に捉えるのではなく、担当者同士が互いの視座を引き上げるための共通言語として活用するアプローチです。

目次

「社内基準」と「社外視点(顧客視点)」の二つの側面

コンプライアンスには、明確に「社内向け」と「社外向け」の二つの側面が存在します。

社内視点の判断基準:社内規定や業務手順、コンプライアンス上の善悪判断
社外視点(顧客視点)の価値基準:顧客やステークホルダーから見た「万燈のスタッフ一員としてどう見られているか」という客観的な価値軸

担当者同士が日常業務の中で教育・フィードバックを行い合う際、単なる社内ルールの押し付けではなく、「社外(顧客)から見たとき、万燈の一員としてその対応・品質は価値基準を満たしているか」という社外視点のコンプライアンス軸を提示し合うことが極めて有効です。

この基準が全担当者の中で揃うことで、上司からの指示を待つことなく、現場のメンバー同士が自律的に連携(コラボレーション)し、お互いのクオリティを引き上げ合う強力な教育体系が完成します。

大企業の必要条件と『ビジョナリー・カンパニー』への昇華

この現場主導のコンプライアンス基準が、ステークホルダー全体、そしてミッション・ビジョン・バリュー(MVV)や行動規範へとシームレスに広がっていくこと。これこそが、かつて大企業だけがなし得た組織構築の「必要条件」であり「十分条件」です。

万燈がこれから売上数百億、数千億円規模へと飛躍的にスケールしていく中で、その巨大な器に耐えうるのは、単なる財務力や人材の数だけではありません。組織の隅々にまで浸透した強固なコンプライアンスガバナンスが不可欠となります。

名著『ビジョナリー・カンパニー』で示されている「時代を超えて繁栄し続ける企業の条件」の真意も、まさにこの「基本理念(MVV)と現場の規範・ガバナンスの一体化」に集約されます。

一人の強力なリーダーに頼るのではなく、「全員で経営レベルを引き上げていく」ことこそが万燈の真のイズム(精神)です。

万燈に参画される投資家・パートナーの皆様におかれましても、この高いガバナンス意識とイズムを共に継承・拡張し、大企業の器を持つ強い組織基盤を築いてまいりましょう。

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