「接触回数」を増やして飲食店の売上アップを実現する方法
焼肉万燈のビジネスモデルは、営業的にあまり有利ではない立地に店舗を出店する場合があります。そのため店舗の売上獲得の方法は常に模索し続けています。
この記事では、売上アップに悩む飲食店の方にも使っていただけるかもしれない、万燈方式の「売上アップ施策」について、解説します。
売上アップのための「接触回数」
万燈では、売上アップのKPI(重要な指標)に「接触回数」をおいています。
接触回数増やすことは、お客様とのコミュニケーションを促進し、リピート率や購買率を向上させることにつながるからです。お客様が店舗周辺に来店された際には、積極的に接触を試みることが大切です。
接触できる”場所”を洗い出し頻度を高める
まずはお客様と接触できる場所を分析し、洗い出します。
飲食店では「接客を大切にしよう」といったことは延べられますが「接触頻度」について語られることは少ないですよね。
実は、接客品質を考える前に「接触頻度」を考えることがとても重要です。
お客様と接触できる場所は、店舗内だけではなくその周辺から考えられます。
店舗につながる歩道、足を止める信号、駐車場、レジやテーブル、店内の案内表示などさまざまです。これらの場所を分析し、どのように接触し、コミュニケーションをするかを考えていきます。
“点”の行動を”線”にする
接触回数を増やし、各接触ポイントでどのようなコミュニケーションを行うことが、お客様の将来の行動(自社での購買)を生み出すかを徹底的に考えます。
しかし、それだけでは十分ではありません。
接触回数を増やして、コミュニケーションの質を高めても、1つ1つの行動が点で終わっていると意味がないのです。
すべての行動が、点ではなく線になるような導線づくりを忘れてはいけません。
つまり、接触する場所やコミュニケーションは、一貫したコンセプトで統一されていることが重要です。
このように、接触頻度を増やし、各接触ポイントでの顧客とのコミュニケーションの質を高め、全体として一貫した経験価値を提供すること。その全体の流れが、売上を高める活動になるのです。
ビジュアル要素を使い、さらに効果的に
接触回数を増やす際に活用したいのは、ビジュアル要素。例えば、店舗の外観や内装、色使い、制服などがあります。
これらのビジュアル要素をしっかりと考え作り込むことで、お客様に、より一層記憶されやすくなります。
特に制服は、お店のブランドイメージを表すだけでなく、スタッフの印象を強く残し、お客様に親しみを与える役割を果たします。
焼肉万燈の場合、赤いハッピを着ています。接触回数が2回目、3回目になると「あぁ!あの時の」と言って思い出してもらえたり、話がはずんだりする効果を生んでいます。
こういった部分でビジュアルをうまく活用することで、より成果を高めることができるようになるのです。
まとめ
飲食店で売上を上げるためには、接触回数を増やすことが重要です。そのためには、お客様と接触できる場所を分析し、どのように接触し、コミュニケーションをするかを考えることが大切です。
アクションやトークスクリプトを徹底的に考え、すべての行動が点ではなく線になるような導線になるように意識しましょう。
また、ビジュアルな要素も重要であり、店舗の外観や内装、色使い、制服などを工夫することで、最終的な目標である、売上アップが見込めます。
最後に、これらの取り組みは、お客様との良好な関係を築くためにも重要です。お客様のニーズや要望に対応しながら、飲食店の魅力を伝えることで、集客効果や購買率を上げ、売上アップにつなげていきましょう。