まんねりなアルバイトの働きに変化を!業務の動機付けにゲーム形式の「競争」を導入!
「競わせる」ことは重要
店舗ビジネスにおいて、呼び込みによる新規顧客獲得や、お客様とのコミュニケーションを積極的にとることは、とても重要な業務です。
しかしデジタルネイティブな世代、かつコロナ禍において人とのコミュニケーションを断たれてしまった世代の若者の中には、なかなかそれらの業務を積極的に行う「動機」と「機会」がありません。
「苦手」で動けない子ももちろんいますが、「苦手」ではない子も「特にきっかけが無い」という環境がゆえに「やらなくてもいいかな」という空気になるのは自然の摂理(マネジメント側の問題)。
特に万燈が運営する「焼肉万燈」では、店長という管理者が存在しないため、指示されずとも自主的に動くことを最も重視しています。
そこで考えたのは「個人営業成績をゲームにして競わせる」という手法。
学校では、一時期リレーやテストの順位付けを止めるという選択がされた時期があります(今も?)
理由は「競争心が育まれること」よりも、「負けた人間がやる気を失う」というマイナス面を優先したためです。
言葉が悪いですがこういった「下に合わせる」やり方を選択すると、やってもやらなくても評価が同じというモチベーションの低下を生み【優秀な人間を逃してしまう】可能性が高いため、万燈ではそのような選択はしないことに決めています。
「努力」を見える化して評価し、コーディネーター自身の成長を促すこと
呼び込みによる新規顧客獲得や、良質な接客への動機付け、プッシュ型の営業などの「行動」に対してポイントを設定。
行動による個人の能力と努力姿勢を、ポイントというもので見える化することにしました。
しっかりと順位付けを行うことは、コーディネーターのモチベーションを高め、行動へつなげるため。
行動の量は結果としてコーディネーターの能力を伸ばすことへつながります。
もちろん、優勝者にはシッカリと豪華景品を用意しました(^^)
豪華景品をつかみ取れ!コーディネーター大営業会~
期間:2022年11月~12月(1ヶ月)
【ゲーム内容】
①平日3組、土日6組以上お客様が入ったらその日シフトに入っている人+1ポイント
②Googleコメント☆4☆5をもらえたら + 1ポイント
③呼び込みで次回予約を取れたら + 1ポイント
【景品】
●総合得点1位の人にアマゾンプライム券
●効率賞(得点÷出勤数)スターバックス券
結果
個人的な成績はさておき、この取り組みによって、コーディネーターに下記のような変化が生まれました。
良かった点
- グループLINEで全員に見られていること、順位がつくことで、負けず嫌いなコーディネーターがポイント獲得を頑張っていた
- お客様に口コミのお願いをすることへの抵抗がなくなった
- ゲーム期間終了後も業務として口コミをお願いするコーディネーターが出てきた
- 呼び込みで次回の予約をとるコーディネーターも出てきた
- アルバイトの中で誰が頑張っているかを数字で把握出来るようになった
改善が必要だった点
特定の人は頑張るが、負け癖がついている人へは効果が薄かった
やらなかったら罰則ではなく+評価を得るかどうかなので、やらない人はやらない
その日の客数については運によるところもあるため、このポイント設定については効果が薄かった
個人戦は、すでに「自分の能力を伸ばしたい」と考える人、「評価されたい人」には最適です。
しかし、過去の経験から負け癖がついている人にはどうしても向かない点もあります。
万燈では「教育において全体を引き上げる」ことを重要視しており、「下に合わせること」はしませんが、「下を見捨てること」も絶対にしません。
よって、現在はチーム戦(店舗間対決)を実施中。
「自分のためではなく誰かのため」と動機が変わること、またチームの結束強化も図れるのではないかと、現在お試し中です。
また結果は報告したいと思います。
成長のチャンスは平等にある
万燈では、本人の意識努力次第で伸ばせる環境(チャンス)を用意し続けます。
万燈という会社へ貢献することを通して、ひとりひとりが成長できること。
そのサイクルを作り上げることを念頭に、私たちの教育システムもまだまだ、PDCAが必要です。