スキー場の平日営業で目標売上を達成するために

万燈の店舗の1つに「牛串ボックス ほうだいぎスキー場店」があります。

スキー場といえば、やはり土日祝が稼ぎ時。

平日は来場者数が1/3まで減るため、それに伴いお客様(売上)もガクンと減ることから、万燈では平日は開店しない選択をしていました。

そんな条件下、平日では難しいとも思える、高い売上目標を設定し、チャレンジング。

結果的には、目標売上を達成することができました!!

一体どのように達成できたのかを共有します。

目次

原価率や利益の構造などを教え、コスト意識を持たせる

平日は来場者が減るといってもゼロではありません。ではなぜ万燈は平日に開店しなかったのか。

それは、【平日の売上がコストに見合わないため】です。

しかしそれは逆に言うと、【売上がコストに見合うのであれば出店すべき】ということ。

平日営業に出るコーディネーターは学生2人。

「学生アルバイトだからコスト計算まではさせる必要はない」というのは一般的な考え方かもしれませんが、万燈で年齢は関係ありません。

「自分たちの頑張りで、仕事を作り、賃金をもらうんだ」という意識の改革。

そのために、まずは店舗を営業するために必要なコストを伝えます。

自分たちの人件費を踏まえて、「営業する意味のある売上」は、一体いくらのかをしっかりと考えてもらいます。

コーディネーターから出てきたのは、「最低でも3万円(人件費分)以上。売上目標は5万円/日」となりました。

指導を通して「意味」や「目的」を伝える

まずは「ぼーっとしていても稼げる」という意識を根本から吹き飛ばす必要があります。

コスト意識を持たせた後は、それ以上の売上をどのように自分たちの力で勝ち取るか。

その具体的な「手法」を伝授していきます。

これは、万燈の文化でもある「先人の成功事例を素直に実行する」という文化から、先輩の成功事例を徹底的に教え込みます。

具体的には、「攻めの接客」「セールストークの指導」「アップセルトーク」。

また、「ただやらせる」だけにならないように、しっかりと意図も説明します。

なぜ今、この場所で働いているのか。何を学んで帰るのか。自店に戻った時、強いては人生においてどう活かすのか。

今後、覚悟と責任をもってチャレンジできる強い人材になってもらいたい。そういった「意味」や「目的」を理解してもらったうえで、平日営業「売上目標5万円」にチャレンジしました。

大切なのは成功体験

平日売上5万円は、正直、難しい目標。

達成できるのか。
学生の2人にそこまで望むことは重たいことか。

「チームワークで乗り越えていきたい」そう思っていた半面、プレッシャーになりすぎて、やる気を失ってしまわないかも不安でした。そのため、彼らのメンタル面にも気を付けてマネジメントを実施。

教育者側のマネジメントスキルも重要です。

大切なのは成功体験。彼らの「目標の達成」が教育者の目標です。

結果的には5万円を達成!!!

まだまだ改善の余地はあるものの、目標を達成したことだけではなく「目標を持って行動したことが、結果につながった」という着実な成功体験を踏むことで、彼らの自信につながっていることは確実です。

また、しっかりした目標を持つことで、「500円」のアップセルトークがどれだけ大事か。小さな営業活動がいかに大事かを理解できたようです。

今このフェーズで「何のために教育するのか」教育者が常に考えて行動する

今、万燈には人材を選び抜く力。人材を育てる力が必須だと感じています。

私自身が、今自分に出来る事・求められていることは何か。

過去の経験から教えられること。自分と同じ過ちを繰り返させないこと。覚悟と決意をもって働く。時間を無駄にしない。

万燈では立場は関係ありません。若い世代や学生であっても、どんどん伝えていく。それが万燈の教育です。

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