BS経営学(10)30億円資産形成の設計図|法人化×可動産×BS経営の永久ループを回す方法

資産形成において、3億円までは「節税」や「単発の成功体験」で到達できても、その先の30億円はまったく異なる「構造」と「設計思考」が必要です。本記事では、万燈が提唱する“可動産×法人スキーム×BS経営”の三位一体モデルを活用し、資産を拡張・再投資し続ける永久ループの設計図を提示します。
資産3億円と30億円、その間にある「構造」の差
「節税」ではたどり着けない30億円
節税によって手元資金を確保することは確かに重要ですが、それだけでは資産の“加速”は見込めません。資産3億円の壁を超えるには、キャッシュフローを生む装置と、資金調達力を支える法人構造が欠かせません。
「法人化×投資×資金調達」で突破する資産拡大フェーズ
個人資産の延長線ではなく、法人という“器”を持ち、BS(貸借対照表)を活用した資産設計を行うことで、レバレッジを活かした成長フェーズに突入できます。“法人”は経費計上や損益通算、信用創出などを通じて財務のコントロール度が高く、金融機関からの融資によって資産拡張を加速できる環境が整います。
「個人の延長」ではなく「法人による資産拡大」が本質
個人での蓄積ではスピードと信用力に限界があります。法人化は、経営と資産運用の統合を可能にし、計画的な資産スケールを実現します。経費・信用・税制といった法人独自のメリットを活かすことで、資産運用の自由度が広がり、より戦略的に資産を構築していくことが可能になるのです。
資産形成の永久ループとは何か?
「資産取得 → キャッシュフロー → 信用力向上 → 融資 → 再投資」の構造
このループは、資産が“稼ぐ”ことで得たキャッシュを元手に、さらに資産を取得し、そこから再びキャッシュを生むという循環を繰り返します。さらに、蓄積されたBS(貸借対照表)上の実績は金融機関からの信用力を高め、新たな融資を呼び込みやすくなります。その結果、調達力が増し、より大きな投資へと踏み出す“加速フェーズ”に移行できるのです。
PL脳では理解できない“信用を担保にした成長戦略”
損益ではなく、BSに蓄積された実績こそが、金融機関からの信用力を形成します。ここを理解できなければ、資金調達の選択肢を持てず、いつまでも自己資金に依存した非効率な経営に留まり続けてしまいます。
キャッシュを“残す”経営が“増やす”経営に変わる瞬間
単発の利益ではなく、資産を増やす設計が前提になると、経営の目線が「守る」から「攻める」へとシフトします。可動産のようなキャッシュを生む資産への再投資が、この戦略を実現可能なものとして支えます。
可動産×法人スキームがループの“起点”になる理由
「短期償却×損益通算」で手残りキャッシュを増やす仕組み
可動産の特徴は短期での減価償却が可能である点。法人化との組み合わせにより、損益通算を通じて税負担を効果的に軽減しつつ、手元に残るキャッシュを安定的に増やすことが可能になります。
投資→収益化→再投資…を手軽に回せる“装置”としての可動産
可動産は少額から始められ、かつ安定した売上が見込める事業です。初期投資も回収しやすく、月々の収益がそのまま次の資産構築のための投資原資となるため、循環がしやすいのが大きな特徴です。
法人化により、金融機関の信頼とスケールが加速する
法人がBSを積み上げ、実績を可視化していくことで、金融機関からの信用評価が向上します。これは、資産や自己資本比率、キャッシュフローが明確になることで、「返済能力がある」と判断されやすくなるためです。 その結果、“借りられる力”が増し、投資スピードを大きく高める要素となります。
このループを回すために必要な「設計」と「思考」
PLを“燃料”に、BSで“資産設計”を行う視点
日々のPLで利益を生み出すだけで満足せず、それをBS(資産)へと変換し、再投資に活かす発想が求められます。PLは日々の稼ぐ力を測る“手段”であり、BSはその利益を「資産」として積み上げていく“土台”であり、同時に戦略のゴールでもあるのです。
「思いつき投資」ではなく「設計投資」で組み上げる資産ポートフォリオ
長期的に成長するためには、「税効果」「収益性」「出口戦略」すべてを設計した上での資産配分が重要です。万燈では、これを“資産構築ロードマップ”と呼び、各ステージに応じたスキームを提供しています。
万燈が提供する“伴走型スキーム”の意義
単なる商品提案ではなく、法人設立から資金調達・再投資までを一貫支援。経営者一人では描けない資産戦略を、プロフェッショナルが伴走しながら設計します。あわせて、PL偏重からBS重視の経営へと視点を転換し、経営者としての視座の成長も後押しします。
次回予告|「経理はいる、でも財務がいない」という経営の根本課題へ
資産形成を加速させるには「法人×投資×資金調達」の戦略的ループと、PLからBSへの視点転換が不可欠です。しかしそれを実現するには、数字を“処理する経理”だけでなく、“未来を設計する財務”が必要です。次回は、成長戦略の要となる「財務視点」の重要性と、それを担う外部CFOの役割について解説します。中小企業こそ、財務戦略が経営の差を生みます。
法人化と可動産で「資産設計」に踏み出す
「節税止まりではもったいない」「成長を加速させたい」 そう感じた方へ。万燈では、法人化×可動産を活用した“攻めの資産戦略”の個別相談を実施中です。まずはあなたの資産構造を可視化し、次の一手を一緒に考えてみませんか?
セミナー情報は公式LINEからお知らせします。
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