【現物アセット】金相場30%急落の裏に潜む「BRICS・中国」の思惑 ―― 通貨価値の地盤沈下と、万燈が見据える金相場10倍へのマクロ予測

【現物アセット】金相場30%急落の裏に潜む「BRICS・中国」の思惑 ―― 通貨価値の地盤沈下と、万燈が見据える金相場10倍へのマクロ予測

金相場が、最高値から30%以上下落するという局面を迎えています。

私(武智)は、以前からYouTube等の発信でも金の上昇を予測していたこともあり、現物で大量の金を保有しています。1オンスあたりおよそ2,800ドル〜2,900ドル付近の時期から段階的に仕込みを行ってきました。最高値からは下落したものの、現時点でもなお約2割の含み益を維持している状態です。

また、万燈の投資家層の間でも、この発信を機に金を保有していた方々の多くは、すでに高値圏で利益確定(利確)を終えているという報告を受けています。中には、今回の相場循環だけで5,000万円規模の利益を確定させた投資家もおり、資産保全の選択肢として非常に有効に機能したと言えます。

目次

金相場を動かす中国資本と世界最大の取引セクターの構想

では、一時的な下落を見せる金相場は、これからどこへ向かうのか。その鍵を握るのは、BRICS、とりわけ中国(チャイナ)の存在であると私は見ています。

金は、世界中のどの国でも通用する「無国籍の共通通貨」であり、海外へ資金を逃避(フライト)させる手段として極めて簡便なアセットです。今後、中国国内の資本が人民元からドルや円、そして金へと形を変えて外貨へ流出していく動きは、構造的にしばらく続くと考えられます。

さらに、世界最大の金取引セクターは、今後、上海や香港を中心としたエリアに構築されていく可能性が高いと予測されています。

中国の貿易黒字は現在も止まらない勢いで拡大しており、国内の不動産バブル崩壊をコントロールしながら、確実に外貨を稼ぎ出しています。急速に進む高齢化という社会課題に対しても、次のフェーズへ向けた経済シフトを確実に進めています。結果として、中国の中央銀行、および国内に約600万人存在すると言われる富裕層による金の購買ニーズは、今後より一層高まっていく基調にあります。

ペトロダラーから「元」への覇権移行と、金時価総額10倍のロジック

これらを踏まえ、私はマクロ経済の視点から、金価格は将来的に現在の約10倍の規模へ跳ね上がる可能性があるという仮説を立てています。

その論拠は、現在の石油取引をドル建てで行う「ペトロダラー体制」から、人民元への通貨切り替えを狙う「貨幣の覇権争い」の構造にあります。元を機軸とした新たな通貨経済圏のベース(裏付け)を構築するためには、金の時価総額が現在の10倍程度にまで膨らまなければ、ドルに並ぶ通貨ベースとしての規模が物理的に足りないからです。

「金の価値が10倍になる」ということは、裏を返せば「世の中の法定通貨(ドル・円・元)の価値が10分の1に下がる」という、通貨の地盤沈下のリスクを意味しています。一時的な下落を見せている現在の相場環境は、長期的な資産保全のための「仕込み時」として、非常に合理的なタイミングであると言えます。

このマクロ予測の成否は別としても、万燈は確固たる現物アセットとして金を保有し続けています。今後の世界経済の構造変化と、万燈の資産戦略にどうぞご期待ください。

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